1 あなたの名前を教えてください 「ザトー=1だ」 「ミリア・レイジ」 2 年齢は? 「忘れた」 「三十路の大台には乗ったの?」 「……おまえの歳ははっきり解らないな。20歳前後だと思うが」 「解らなくても不都合ないわ」 3 性別は? 「女に見えるか?」 「男に生まれていたら、どうだったかしらね」 4 貴方の性格は? 「……自分の性格ほど、自分で語って恥ずかしいものは無い」 「上に同じく」 5 相手の性格は? 「自立心が強い」 「柔軟性に欠ける」 6 二人の出会いはいつ?どこで? 「ロシアの路地裏だな」 「そうだったかしら」 7 相手の第一印象は? 「……ただ、気になった」 「……あのときは、ついていく他にどうしようもなかった」 8 相手のどんなところが好き? 「さあな」 「勤勉さは認めてる。でもそれだけ」 9 相手のどんなところが嫌い? 「嫌いというか困るのは、気まぐれなところだ」 「解ってないところ」 「……私は何を解っていない?」 「……ぬけぬけとそういう質問をするところも嫌いよ」 10 貴方と相手の相性はいいと思う? 「何をもって相性がいいと言う?思考が似ていることか、互いにフォローしあえることか? その前提から決めんと始まらん」 「どっちにしたって同じよ。相性は悪い。以上」 11 相手のことを何て呼んでる? 「ミリア、と」 「普通に名前で呼んでる」 12 相手に何て呼ばれたい? 「名前以外に、呼んでほしい呼び名はあるか?」 「ないわ。いっそ犬みたいに、笛で呼んでもらったほうが気が楽かもね」 「……私のことを敬称抜きで呼ぶのは、いまやスレイヤーとお前だけだ。 いつまでもそう呼んでくれ」 13 相手を動物に例えたら何? 「愛想の悪さが、逆に魅力的な猫か。……それとも白い鳥か」 「犬ね。身体ばかり大きいがさつな犬」 14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる? 「あらゆるものを贈るつもりだ」 「考えるのが面倒だから、花でいいわ」 15 プレゼントをもらうとしたら何がほしい? 「……花がいい」 「……言っても得られないから、いらない」 16 相手に対して不満はある?それはどんなこと? 「もう少し、考えていることを口に出して欲しい」 「その言葉、そっくりお返しするわ」 17 貴方の癖って何? 「無いと思うが……」 「無くて七癖、とは良く言ったわね。いっぱい有るわよ」 「何だ?どんな癖だ?」 「教えない。」 18 相手の癖って何? 「おまえの癖は、独りでいるとき、無意識のうちに小声で歌っていることだな」 「で、なんでそれを知ってるわけ?」 19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは? 「もう少し着るものに気を遣え。……あまり肌を出すな」 「人に言われて直しても意味がないから、言わない」 20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何? 「睡眠を削って仕事をしていると、お前はたまに怒るな」 「倒れられたりしたらうっとうしいだけよ。 あなたこそ、私の食事を勝手にのぞいては『少ない』って説教するわね」 21 二人はどこまでの関係? 「質問の意味がよく解らんな」 「……隠すのも気持ち悪いわね。ご想像通りよ。以上」 22 二人の初デートはどこ? 「夏の休暇を地中海で過ごしたことがそうなるかな」 「してない、と言うのが私にとっての答よ」 23 その時の二人の雰囲気は? 「悪くは無かった」 「ぼーっとしてたわ」 24 その時どこまで進んだ? 「進むも何も」 「隠すのも気持ち悪いから言うけど、とっくにそういう関係だったわ。以上」 25 よく行くデートスポットは? 「一番多くいっしょにいる場所、となると訓練場になってしまう」 「いいんじゃないの、それで」 26 相手の誕生日。どう演出する? 「誕生日が解らないからな、おまえは」 「あなたの誕生日は、あの銀髪の坊やが企画してくれるでしょう。私には関係ない」 27 告白はどちらから? 「冷静に考えれば、していないし、されていない」 「そもそも必要ないわね」 28 相手のことを、どれくらい好き? 「好意というものは、どういう単位で表せばいいのか解らんな」 「私は嫌いよ」 29 では、愛してる? 「さあな」 「嫌いよ」 30 言われると弱い相手の一言は? 「ここで明かしたら最後いいように利用されてしまう。止しておこう」 「そんなもの無いわね」 31 相手に浮気の疑惑が! どうする? 「ありえん。組織内では誰も近づかせていないし、 そういう相手ができるほど長い時間、外部とも接触させていない」 「……大した自信ねと言いたいところだけど、 確かに組織内では、あなたを恐れて誰も私に近づかないわ。 まあ、早くほかの人に興味を移してちょうだい。万歳三唱で応援してあげるから」 32 浮気を許せる? 「許さん」 「私には関係ないけど一般論として、同時に二人っていうのは感心しない」 33 相手がデートに1時間遅れた! どうする? 「どうもしない。来てくれればそれでいい」 「一時間も遅れたらとっくに帰ってる」 34 相手の身体の一部で一番好きなのはどこ? 「髪だ」 「…………指はわりと好き」 「ほう?いいことを聞いた」 「図に乗らないで!一番はどこって聞かれたから、答えただけよ!」 35 相手の色っぽい仕種ってどんなの? 「そんなことを他人に教えてやる義理はない」 「そんなこと私に聞いてどうするの」 36 二人でいてドキっとするのはどんな時? 「さあな」 「そりゃ、急に影を使われたりするのは心臓に悪いわね」 37 相手に嘘をつける? 嘘はうまい? 「嘘も必要なときはある。うまいかどうかなどは、自分で判断できるわけが無い」 「誰にも嘘はつきたくない。私が嘘をつかれたくないから」 38 何をしている時が一番幸せ? 「眠っている時かな」 「私も眠るのは好き。何も考えなくていいから」 39 ケンカをしたことがある? 「ケンカをしたことはあったかな、我々は」 「ケンカすらしていない、というのが正解じゃないの」 40 どんなケンカをするの? 「ケンカかどうかはさておき、おまえは機嫌が悪いと不気味なくらい黙りこむな」 「そういうあなたはミスが多くなる。解りやすいわ」 41 どうやって仲直りするの? 「機嫌をとろうと何をしても、相手が私である以上、藪蛇になる。放っておくしか手はない」 「どうすればあなたの機嫌が良くなるかなんて知らない」 「……おまえが私の機嫌を良くすることは、ばかばかしいくらい、簡単なことだがな」 「……知っててもやらない」 42 生まれ変わっても恋人になりたい? 「輪廻は、あまり信じていない」 「上に同じく」 43 「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時? 「無い、な」 「そんな瞬間は無かったし、これからも無い」 44 「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時? 「いつもだ」 「いつもよ」 「……そうなのか?」 「勘違いしないで。要らないものは、感じる必要も無いの」 45 貴方の愛の表現方法はどんなの? 「出来ることは全て、やってきたつもりだが」 「……本当に、そう思うの?」 「どういう意味だ」 「何でもない。忘れて」 46 相手に似合う花は? 「このあいだの祝賀会で付けてやったラナンキュラスはよく似合っていたな」 「あの花は可愛いけど、派手すぎる」 「ほかに似合う花と言うなら、白い薔薇だな。高貴な大輪の薔薇だ」 「自分の身くらいは自分で守るつもりだから、棘を持つ植物にたとえられたのは光栄ね。 あなたは……そうね、ヤドリギなんかどう?組織という大樹に拠って生きる卑屈な植物よ」 「ヤドリギの花言葉は『征服』だ。これは光栄だな」 47 二人の間に隠し事はある? 「何も隠さないというのも、逆に非礼になる場合がある」 「自分に自信があるのなら、何も隠す必要は無いと思うけど」 48 貴方のコンプレックスは何? 「そんなものは無い」 「そういうことにしておいてあげるわ」 「……そう言うお前はどうなんだ」 「……生きていること自体が、かしらね」 49 二人の仲は周りの人に公認? 極秘? 「初めのうちは隠しておいたが、今となってはその必要はない。 だが自分から触れてまわる必要もない」 「誰に知られようと、誰が知らなかろうと、どうでもいい」 50 二人の愛は永遠だと思う? 「……願わくはな」 「……永遠は、信じてない」 『カップリングなりきり50の質問』 (本来は100の質問ですが、後半の大人向け設問は割愛しました) 質問提供者「南斗あきら」さまのサイト「BIANCA」 |